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2000人のクラブチームを目指して:Vol.8 社会人リーグ再編案からホッケーの魅力を考える

飯高です!

 

2000人のクラブチームを目指す」がこのブログのテーマなのですが、やはりその前提としてそもそもホッケー人口が増えないといけない、という課題があります。

 

今日はホッケーの魅力について、関東社会人ホッケーリーグにおける具体的なトピックをテーマに話を進めていきたいと思います。

 

そのトピックとは何か、というとズバリ、リーグ間の戦力不均衡になります。

2021年、2022年とコロナで社会人リーグが開催されませんでした。

この2年間で、チーム事情が大きく変わり所属チームの戦力差が非常に大きくなりました。

 

その結果、2019年は5点差以上の試合は全体の20%でしたが、20232024年と連続して40%を超えることになりました。

 

THVとして、昨年からこの問題を提起し、リーグ間の戦力是正を目指すリーグ再編を提起しましたが、昨年は1131で社会人リーグ加盟全チームが集まる運営委員会で否決されました。

 

今年も同様の状態が続いていることから、THVとして再度リーグ再編案を提案する予定です。

 

この話をすると、THVが飛び級したいだけなんじゃないの?という見方をされることが非常に多いです。

それだけのために、パワーポイントスライド20枚も毎年作ってると思われているのはひとえに私の人間性の問題なのですが笑、こうした問題提起をする理由について、ここでご説明しておきたいと思います。

資料全体は以下になります。

リーグ再編案:https://drive.google.com/file/d/1S80DOyHEOZeuaQS0PyK0rTbZGruyDH-h/view?usp=sharing

 

ホッケー人口の階層化

目標:ホッケーファミリー20万人

日本ホッケー協会Japan Hockey Road to 2030の中で、2030年までにホッケーファミリーを20万人にすることを目指しています。

34年前の時点では、ホッケーの競技人口は1.1万人だったので、競技人口以外(ささえる人、観る人)を含めるとしても20万人は頑張る必要がある数字です。

 

ホッケーを、「する」「観る」「支える」人が増えるには何が必要でしょうか?

私は以下3つだと考えています。

 

①高い競技力と実績

②「やって」楽しい、「観て」楽しいこと

③マーケティングを通じて、①、②が多くの人に伝わること

 

①高い競技力と実績、については言わずもがなですが、オリンピックでメダルを獲る必要があるでしょう。

アスリートの努力は美しいかもしれませんが、企業で働く人も同じように努力しています。

メディアも結果で露出量が変わります。

 

②は競技人口という意味で「やって楽しいこと」、ホッケーファンを増やすという意味では「観て」楽しいことが重要です。

プロ野球やJリーグで大差の試合ばかりでは面白くないですよね。この状態は避けなければいけません。

 

③はマーケティングの分野です。

バスケのBリーグは「デジタルマーケティング」を二大事業戦略の1つに掲げ、観客動員数を増やしています。

NBAで活躍する選手が出てきたこともそうですが、それをしっかり周りの人に伝えることも同じぐらい重要です。

 

では、5点差以上の試合が4割を占める社会人リーグは①、②、③の要素を満たせていると言えるのでしょうか?

 

リーグ再編が難しいと言われる理由を疑う

今年、THVとしては以下のリーグ再編案を提案予定でいます。 

アイシールド21

再編のポイントとしては、以下4つです。

.明らかに強いチームを昇格させる

B.昇格した分、どこかを降格させることはしない

C.上位リーグが現在の8チームから910チームになる

D.チーム数が減る下位リーグ(4部、5部)は統合する

 

BDについては大きな問題にならないでしょう。

Bはどのチームにもデメリットが無いこと、Dは今年急遽分割されたリーグで、来年休部予定のチームがいくつかあることから統合が求められる状態であるためです。

 

問題はACです。

Aについては、「明らかに強い」を誰がどう定義するのか。そして、「2024年強かったが、2025年も本当に強いままなのか」という問題です。

 

Cについては、試合数が1-2試合増えるため、それを許容できるか、という問題です。 

また、これ以外に、「リーグ再編の前例が無い」、というところも議論のポイントになるでしょう。

それでもリーグは再編されるべき

A明らかに強いチームを昇格させる、についてはリーグ参戦チームの過半数以上の合意のもと行うことで、ルール上問題ないでしょう。

 

C上位リーグが現在の8チームから910チームになる

これについても同様で、リーグ参戦チームの過半数以上の合意の下、対応することで良いと思います。

年間の試合数が7試合と他競技と比べて決して多くない数字なので、それが89試合になるのは熱量の高い上位リーグのチームでは大きな問題にならないと考えています。

ちなみにサッカーのJ7に当たる東京都1部リーグは年間17試合実施しています。

参照:https://www.tokyofootball.com/result/2024tsl01/result.html

 

前例が無い、ということは理由にならないと考えています。

そもそもコロナ禍自体、前例が無いわけで、それに対して「前例が無いから対応しません」は話が通りません。

 

ここでは「あるべき姿」から逆算して考えることが重要だと思います。

 

ホッケーファミリー20万人を2030年までに実現する。

これをあるべき姿だと捉えた時に、社会人リーグで点差がつく試合が2023-2026年頃まで4年近く続くことになるでしょう。

その間にホッケーの魅力を感じられず離れてしまう選手、ファンになってくれたかもしれない新規層を取り込めないことは大きな損失ではないでしょうか?

 

こうしたあるべき姿を守るために、A明らかに強いチームを昇格させる、C上位リーグが現在の8チームから910チームになる、というのは前例の有無にかかわらず挑戦する価値がある施策だと考えています。

まとめ

以上が、THVとして社会人リーグ再編案を2年連続で提案する理由となります。

ホッケーに関わる人を増やすには、ホッケーの魅力を正しく、適切にマーケティングする必要があります。

 

そのためには、①高い競技力(=オリンピックでメダル!)でホッケーってすごい!と誰もがわかる状態になること、②「やって楽しい」「観て楽しい」試合を提供することで、ドキドキワクワクする体験をしてもらうこと、③適切にマーケティングすることで、①、②を多くの人に伝えること

これが重要になります。

 

ただ、マーケティングするに当たっても、その武器となるものが無いとどうしようもありません。

武器を増やすためにも早い段階で戦力不均衡を是正できればと考えています。

 

もちろんリーグ再編されるかどうかの結果はリーグ参加チームの合意の下行われるべきで、その判断には従っていきます。

 

THVのチームコンセプトは「ホッケーが好きで、ホッケーが上手くなりたい人のためのチーム」です。

 

そのため、リーグ再編に関わらず、1試合1試合を準備して、全力で戦い、その中で出た良かったことと課題に向き合ってチームとして成長していく、というスタンスには変わりありません。

 

2025年もよりよいホッケーができればと考えています!

試合&練習会のお知らせ

 

【Tokyo Hockey Verein(社会人チーム)】

12月-1月はオフ期間になるため週末の練習試合はありません。

火曜日は毎週19:00-@大井多目的コートにて練習予定です(12/24,12/31は年末のためお休み)

【THV Starter Blitz(未経験&初心者向け練習会】

〇今後の予定
12/18(水)19:00-
1/16(木)19:00-
1/30(木)19:00-
2/12(水)19:00-
3/12
(水)19:00-

 ※いずれも大井ホッケー場多目的コート

〇お申込みはこちら

【THV Trainings for Students(中高生+大学1-2年生向け】

〇今後の予定
1/6(月)19:00-
1/13(月)19:00-
1/20(月)19:00-
1/27(月)19:00-
 
※2月以降も毎月曜日実施

※いずれも大井ホッケー場多目的コート

〇お申込みはこちら

 

キャンペーン

キャンペーン情報です!

その名も「Invite 1,GET 1 FREE」キャンペーン!

某ピザ屋さんの1枚買ったら1枚無料キャンペーンではありませんが、1人ご友人を練習会に連れてきていただけたら練習会1回無料でご参加頂けます!12月末まで)
※誘っていただいた方、誘われた方共にTHV インスタフォロー&SNS(インスタ、Xなど)で参加したことをシェアお願いいたします!
※THVの全ての練習会に参加したことが無い方が対象です

 

是非ご家族、ご友人お誘いあわせの上、ご参加ください!

対象の練習会は「THV Turbo & Drive(中上級者向け、火曜練)」、「THV Starter Blitz(未経験、初心者向け)」、「THV Training for Students」です!

練習会の詳細はこちらです!

 

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